空中結婚式

L:空中結婚式 = {
 t:名称 = 空中結婚式(イベント)
 t:要点 = 飛行船,空中発進,ウエディングドレス
 t:周辺環境 = 青空
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *空中結婚式のイベントカテゴリ = 個人イベントとして扱う。
  *空中結婚式の効果 =空中で派手な結婚式を行える。
 }
 t:→次のアイドレス = 天空のホテル(イベント),展示飛行(イベント),スプリットS(技術),プガチョフコブラ(技術)





ハイマイルの空は青く、西国の強い陽射しが空高く設置された飛行船発着所の桟橋を銀色に輝かせる。
毎日定期的にそこから飛行船は空中発進し、ゆっくりとした速度で乗客を運ぶのだ。
そういえば籍を入れた時に飛行船は飛んでいたかな…
バザールから出て宰相府へ向かう際に、空を見ておけばよかったとふと思う。
あの時はいっぱいいっぱいで、お店も街並も見ている余裕なかったから。

あれからもう半年になるが、自分の夫と穏やかに過ごせたのはほんの僅かで、後は戦争と借金で離ればなれ、共和国動乱の中の治安維持、時間の無かった燕姫の開発、宇宙への出撃。
自分の間違いで離婚されそうにもなったっけ…。

景色はゆっくりと動いている、乗り込んだ飛行船が、空中発進をした事を告げる船内放送が流れてから少しばかり。
先ほどまでドレスを着つけるのに大変な賑わいだった控室は、今ほんの少しの時間だけ酷く静かだった。
流れる丁寧な作りのレース、ウエディングドレスの白が広がる足元に、青空を横に眺められる高度からの光が当たり、それを見ているとなんとも言えない気持ちになった。
籍を入れていたのに、ようやく最近になって夫婦である事の実感を持てた自分は、あの時のあなたより何倍もおかしいかもしれない。
泣くとメイクが崩れると、綺麗に塗られた唇を噛む。
たぶんウオータープルーフのを使ってくれてると思うけど、泣くのはまだ早いのだ。

ふと、ドアの外に人の気配を感じて顔を上げる。
一人の時間はあっという間、私は一つ深呼吸をして、席を立つ事にしたのだった。


私に頑張れる力をくれるひとへ、

あの時見捨てないで一緒に歩んでくれる事を選んでくれて、ありがとう。

ねえ、今の私はあなたの隣に立てる人間に近付いていますか?

器用な人間ではないから、なかなかうまく行かない事も多いだろうけど、

私はあなたを幸せにしたいのです。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック