パイロットの指輪

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L:パイロットの指輪={
t:名称=パイロットの指輪(アイテム)
t:要点=白い翼の意匠,小さなダイヤ,カールがつけている
t:周辺環境=バザール
t:評価=なし
t:特殊={
*パイロットの指輪 =個人所有の着用アイテムとして見なす。
*パイロットの指輪の効果 =着用者は使用時点で自宅に転送される。この効果を使うと以後1ターン戦闘にでてはいけない。

→次のアイドレス:空中結婚式(イベント),ハンガー(施設),遊覧飛行デート(イベント),パイロットのマフラー(アイテム)


#2008/3/12、宰相府バザールにて取得、100マイルを20マイルにまけてもらう。

#パイロットの指輪の効果範囲はteraの大気圏内と分かりました。
根拠ログ
http://82789969.at.webry.info/200709/article_7.html

#パイロットの指輪、アイテムHQ頂き、効果範囲が月軌道まで広がりました。
根拠ログ
http://cwtg.jp/bbs2/wforum.cgi?no=20730&reno=20218&oya=20218&mode=msgview

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裏 パイロットの指輪と宇宙の騎士

宰相府の居住区にあるバザール。
砂を避ける為のアーチ状の天井は日を遮るが、ごった返す人波の熱を集めて蒸し暑い。
売る声、値切る声、声、音。わんわんと響く喧噪に僅かばかり彼は眉間に皺をよせたが、それは一瞬の事、もうすぐ自分の妻になる人が隣を歩いている事を思い、表情を緩める。
先程結婚指輪を買い求め、今は宰相府へ向かう道すがら、はぐれない様にと自分の右腕に彼女は手をかけていたが、それでも行き交う人に当らない様に歩くのは難しい様で、そちらに気を向けているのか会話が無くなってしまっていた。
「ここは本当に人が多いな」
カールはなるべく人の少なそうな所へ向いながら、様子を見て声をかける。
「…大丈夫か?」
「あ、うん。」
彼女は驚いた様に顔を上げると、視線をこちらに向けて来た。
「凄いね、私だけだったら流されて大変だったかも」
足を止めて改めて周囲を見回せば、無数のテントと多種多様な人種の髪の色。自分はともかく、平均的な体格の彼女が手を離せはあっさり埋もれて、見つからなくなってしまう。
「それは困るな…」
只でさえ一所に留まっていない人なのに、という言葉は飲み込み、組んでだけいた腕を離すとしっかりと手を繋いだ。
「か、カール?」
「自分が守る」
自分にとっては当然の事を言ったつもりだったが、よろけられた上に湯気を出さんばかりに赤面され、こちらまで酷く照れる事になって、変な汗をかく。
前に何度か言った時と反応が違うぞ、と少しの間カールはぐるぐるするが、直ぐに立て直すと、手を引いて歩き出す事にした。
「少し歩けばバザールを出る、そうしたら歩きやすくなるだろう」
「うん」
握った左手につるりとした指輪の感触を感じて、なんだか変わった代物を買ってしまったが大丈夫だろうか、と思いつつも白い翼の意匠、小さなダイヤの輝きが自分の左薬指にもあるのに、笑みを浮かべたのだった。

宰相府までの道のりを、少々どころではなく浮かれながらカールは歩く。その先に待つ未来はすでに知る所だが、その時の彼が知る事はできない。
波乱万丈紆余曲折の未来。しかし、パイロットの指輪が二人を繋ぐ、何があっても帰る場所はここですよ、と輝いているのだから。

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ちょこっとマンガ
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【パイロットの指輪サイドストーリー】へ
http://82789969.at.webry.info/200807/article_10.html
#秘宝館SSより…

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